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概要|研究内容|詳細3:ノンコーディングRNA(マイクロRNA等)の機能解析と核酸医薬開発への応用
マイクロRNA (miRNA)は内在性の約22塩基の小さなnon-coding RNAであり、標的mRNAに存在する部分的相補配列に結合し発現を抑制する。ヒトからは1000以上のmiRNAが単離されており、またそれぞれのmiRNAが複数の標的遺伝子の発現を制御していることから、細胞のなかでは我々の想像を遥かに超える遺伝子制御ネットワークが働いている。現在、miRNAは発生、分化、細胞増殖、アポトーシス等の広範な生命機能に関わっていることが次々と報告されており(図7)、今後、ますますその重要性は大きくなっていくものと予想される。